【不食】10年以上も食べない人は愛の人だった
2008年から全く食べてないのに、マラソン走ったりアマゾンで生活したりと元気一杯な秋山さん。どういう生き方されているのか、気になって著書を読んでみました。
不食という生き方とは?
著者のいう「不食」とは、
- 飲み物、食べ物を全く摂取しない
- 栄養源は呼吸で摂取する「プラーナ」
- 必要な水分は「プラーナ」から体内で作る
だそう。
言い換えるなら「空気を食べる人(ブレサリアン:気食主義者)」。
気のエネルギーのみで生き続けてる。
同じくブレサリアンのジャスムヒーンさんの著書「神々の食べ物」は分かりにくかったけど、秋山さんの本は分かりやすかった。
プラーナエネルギーの食べ方
プラーナエネルギーは大気中に充満しているそうで、心身がリラックスしていると摂取できるらしい。
ヨガ、瞑想などでリラックスをマスターすることで、食べ物も必要なくなっていくと。
そういえば、ジャスムヒーンさんもヨガや瞑想について書かれてた。
ということは、
- プラーナエネルギーを摂取出来ないとお腹が空く?
- 大食いをしてしまうのは心身の緊張が原因?
と推察される。
リラックスすることで食欲が抑えられるなら、お財布にも地球にもやさしい。
食材を買う必要がなければお金の心配も減って、さらにリラックスできそう。
不食生活までの準備
不食生活を始めるための5つのステップが紹介されていた。
ここでは紹介できませんが、ジャスムヒーンさんの著書と同様に時間が必要となる。
無理せずに食べたくなれば食べて、3歩進んで2歩下るくらいの軽い気持ちで取り組むのが良いそうです。
目指すのは究極のリラックスなので、出来なくても
- こんな自分じゃダメだ!という自己否定
- ○○でなければ!という心の縛り
は厳禁です。
そして最終段階であるフルーツジュースだけの生活ができたら、そのジュースを断つことで「不食生活」が始まる。
不食に取り組むメリット
代表的なものは次の4つ。
- 精神的なもの:気分がスッキリして睡眠の質が向上する
- 肉体的なもの:身体的負担(消化、排出)の軽減
- 経済的なもの:食費や光熱費、家電購入費のカット
- 時間的なもの:調理、片付け、買い物の時間を他に使える
どれも魅力的。
食べないことで食中毒といった胃腸系のトラブル、消化器系や泌尿器系のトラブルはなくなる。
調理に必要な炊飯器、レンジ、冷蔵庫などの家電は不要になり、購入費や光熱費をカットできる。
精神的なメリットについては、のちほど解説します。
デメリットは何だろう?
デメリットは、食文化との別れが必要になること。
気の合う仲間とワイワイ飲み食いする楽しみ、家族で食卓を囲む楽しみがなくなる。
美味しいものを食べるために頑張る!という生き方が出来なくなる。
食べることが大好きなので、現段階では、不食は現実的ではないように思う。
不食の意識は愛の意識
「不食という生き方」で多くのページが割かれているのが、心の在り方。
著者の秋山さんは弁護士として活躍されていますが、ここまでの道のりは決して平たんではなかったようです。
自我が強すぎて心身に不調をきたして人生がうまく行かなかった体験談が、自分と重なってすごく共感できました。
特に、
たくさん否定して生きてきた
というくだり。
自分のこと、家族のこと、他人のこと・・・
否定の感情は多かれ少なかれ他人に伝わります。
そしてそんなこと繰り返していたら、必ず孤立します。
仲間がいなくなれば周りは敵だらけになって、リラックスとは真逆の緊張状態が続く。
このことに気づいて反省した著者は、愛情イメージを他人に送るようにしたそうです。
そしたら、なぜかうまく行くんだと。
怒りの塊のような人でさえ優しく接してくれる、そんな不思議なエピソードも紹介されていました。
リラックスを極めるには、すべてを愛して受け入れる!
否定とは真逆の生き方でした。
食べない人は愛の人だった まとめ
10年以上、食べないで生き続けている秘訣は、心身のリラックスにあった。
なぜなら、リラックスすることで空気中のプラーナエネルギーをより多く取り込めるから。
食べることを完全にやめなくとも、すべてを愛して受け入れるという心の在り方は参考になった。
心身をリラックスさせて食べる量を減らすことは出来そう。
少しでもリラックスしたい方、食欲を抑えたい方は、一読をおすすめします。