体験談:腰痛で寝たきりからフルマラソン完走まで
一時期、腰痛で寝たきりだった。動くと激痛が走る。
トイレだけは1時間かけて行く。けど、他は無理・・・
そんな体験から学んだことと、参考になった腰痛の本をご紹介します。
寝たきりになって人生のどん底にいた
退職してから引きこもることが多くなってた。子どもが小さいと、子育ても家の中が中心。
20代は60㎏台前半だったのに、気づけば88㎏。お腹の肉が邪魔で靴下を履くのも辛かった。
ぎっくり腰もやった。
日増しに腰痛が悪化して、一歩も動けない日が続いた。仕事どころか、子どもの抱っこや片付けも出来ない。
何もできない。
痛みに耐えつつ横になってるだけ。
人生終わったと思って精神的にも辛かった。診断は椎間板ヘルニア。「神経が圧迫されていますよ」とのことだった。
腰痛から回復したきっかけ
シップを処方してもらい、朝と晩に妻か子どもに貼り替えてもらう。情けなくて申し訳ないけど、痛みとの戦いで精一杯だった。
「手術するしかない!」
そう決めて迎えた手術当日、不思議なことが起きた。
「あれ?痛くないぞ・・・」
医者にも痛くないことを伝えたら、
「では手術はやめましょう!」
と。
何が起きたのか分からないけど、その日を境に動けるようになった。
チャンスとばかりに腰痛体操をした。掃除や子育て、出来ることをやり続けた。寝たきり状態からは回復できたが、不定期のぎっくり腰は続いた。
突然、ビキビキッと腰に電気が走って動けなくなる。その後、薄っぺらい布団がいいと聞いて早速実践。
寝る前、起きてすぐにストレッチした。こわばりを感じたらすぐにストレッチ。シンプルに続けたらどんどん改善。
3年くらいで登山にでかけたりフルマラソンも完走できるまで回復した。
参考になった「腰痛学校」
治ってから「腰痛学校」という本を見つけた。
ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症に悩む人がグループワークで腰痛と向き合う。面白いことに、対人恐怖症に通じることが書かれていた。
「治そうとしないと治る」
治そうと思うのは「自分が=病気」という病気との戦いの中にある。
そうではなくて「生きているなら不安や恐怖、痛みがあるのは自然なこと」として不安や恐怖に向き合うのではなく、やるべきことに意識を合わせて行動をする。
ACTでもあり森田療法でもある。
富士山登山とフルマラソン完走はずっとやってみたかった。痛みが出てもコツコツ練習をつづけたら、出来てしまった。
腰痛との戦いも終わった。
「治そうとしないと治る」の他にも、「思いと痛みの関係」など目からウロコな情報もあった。
まとめ
腰痛で動けなかった状態からフルマラソン完走までの体験談をお伝えしました。自分と腰痛はセットだと思って、相棒と共に夢を叶えていく。
意識をどこに向けるか?
思っている以上に大事なことだと学んだ。